The Eugeniusz Geppert Academy of Art and Design in Wroclaw ヴロツワフ美術大学

基本情報

名前: 坂本恭隆
科・専攻: 美術研究科・先端芸術表現専攻
課程: 修士 2年
留学中の本学での身分: 休学
藝大の指導教員: 八谷和彦先生
留学先: The Eugeniusz Geppert Academy of Art and Design in Wroclaw
留学国: ポーランド
留学期間: 2022年10月2日~2023年2月11日
留学先の指導教員: Maja Wolińska先生

留学までの経緯

[ 留学を志したきっかけ ]
東欧、中欧の文化のリサーチをするため、また海外の芸術の動向を知るべきだと思ったから。

[ 留学先大学の探し方 ]
交換留学の募集要項から探した。自分の目的に合いそうな大学のwebサイト、国の雰囲気、物価、家賃などを
調べて選んだ。

[ 留学先大学を選んだ理由 ]
ポーランドはヨーロッパの中で比較的物価が安く、自分の研究テーマにもあっていたため。ただウクライナ
侵攻以降家賃が高くなったりしたので、結果そんなに安いわけではなかった。

[ 語学学習法 ]
留学を決意するまで英語をあまり勉強してこなかったが、最初はTOEICの試験勉強、文法、単語、発音の基礎を勉強して、600点くらいとった後、IELTSの勉強を始めた。
リスニング、リーディング、単語の勉強をし、ライティングとスピーキングはIELTSのオンラインの個別指導も週一で受けていた。その後は、英会話カフェにほぼ毎日行って会話の練習をした。
留学中は、NETFLIXのシャドーイングや、英語の本を読んだり、Langakuというアプリで英語の漫画を読んでいました。オンライン英会話も大学が休みの時はやってました

[ 語学試験受験/試験名・レベル ]
・TOEIC IP/最初はTOEIC 600点、最終的に留学前にB2程度の英語力をつけました。
・IELTSは勉強したが、別の方法で語学力を証明できたので未受験

[ 使用した教材 ]
参考になったもの、一億人の英文法、英語耳、Distinction2000,英語の発音パーフェクトガイド,TOEIC金のフレーズ,文法問題でる1000, IELTS単語帳3500後、NETFLIX, ChatGTPを使ったアウトプット、Langakuやハリーポッターを使った英語読書、英会話をしてました。

留学の準備

[ 出願手続き・入試内容 ]
芸大を通した交換留学の申請書などを提出 → ポーランドの大学の指示に沿ったポートフォリオや各種レター、英語の能力証明等の書類提出 → 許可が降りて、受け入れ許可書をもらう

[ 出願・入試の対策 ]
特に対策はしていないが、英語のレベルは要件に合うようにあげた。

[ ビザの種類 ]
学生ビザ

[ ビザの申請書類の提出先 ]
ポーランド大使館

[ 申請に必要な書類 ]
ポーランドの大学からの受け入れ許可書の原本が必要なので、受け入れ許可書が出たらすぐに日本に送ってもらうと良い。サイトから面談日を指定する。フォームに必要事項を入力し、
書類を作成し印刷して持っていく。そのほかに、証明写真、保険に加入したことを示す書類、パスポート、大学の在籍証明、
奨学金の受給証明など滞在賃金を保証する書類、スポンサー(保護者)の同意書、スポンサーの在職証明書などが必要。詳しくはサイト等で調べると良い

[ 申請費用 ]

[ 面接 ]
面接ではないが、対面でのチェックあり

[ 手続きに要した日数 ]
60日

[ 申請時の注意点 ]
早めに取るのと、写真の大きさとかは正確にして持って行った方がいいかも

[ 奨学金申請の有無 ]
あり

[ 奨学金名称 ]
トビタテJAPAN

[ 奨学金の種類 ]
給付

[ 支給内容 ]
85万円

[ 申請時のコツ・対策 ]
他大学のプレゼンや面接の上手い人が応募してくるので、しっかりとしたプレゼンの準備と、面接で具体的かつ分かりやすく留学計画が説明ができるかが重要になる。
留学で何を得て、留学経験が社会にどう貢献するのか、なぜそれをするのか、などはっきり示せると良い。

[ 加入した保険の種類 ]
芸大の海外保険

[ 加入保険名 ]
学研災付帯海外保険

[ 加入したプラン ]
E

[ 加入した海外保険の費用 ]
47,800円

[ 留学前の予防接種/種類 ]
なし

留学中

[ 現地での出迎え ]
なし

[ 送迎担当者 ]
大学関係者

[ 送迎費用 ]
なし

[ 到着後のオリエンテーションの有無/内容 ]
あり/学校の案内や他の留学生との交流など、1週間のオリエンテーション期間がある。

[ 大学の雰囲気 ]
留学生は基本的にヨーロッパの学生が多い、希望すればポーランド人の学生1人がバディとして留学期間中助けてくれる。
静かな雰囲気だが、みんな優しいので過ごしやすかった。

[ 留学先の支援体制 ]
留学生には、ウェルカムウィークや留学中盤での小旅行を企画してくれている。またポーランド語の授業が受けられる。
授業も留学生がいるのを考慮して、英語とポーランド語両方で対応してくれる。

[ 留学先の街について(治安・気候・利便性・交通機関など) ]
治安はすごくいいと思う。一応財布とかは気をつけた方がいい。街の中はトラムとバスがあるので便利。またアプリを入れれば、
レンタル自転車や電動キックボードが乗れる。ただトラムとかの方が安い。街もそんなに大きいわけではないので徒歩でも問題ない。

[ 留学中に得たこと ]
人に、話しかける機会が多くなったので、いい経験になった。英語で何かを説明する力がついた。さまざまなルーツを持った人たちと交流したりユダヤ人文化や、ポーランド人文化を学び、民族のアイデンティティーに興味を持つようになった。

[ 現地での語学研修歴 ]
ポーランド語の授業あり
(英語の授業も選べました)

[ 機関の種類/研修機関名 ]
大学のポーランド語の授業はオンラインでした。/大学のポーランド語の授業
[ 受講期間 ]
2022/10/25 〜 2023/2/11
[ 大学までの距離 ]
徒歩25分
[ 語学研修費用 ]
0円
[ 特徴(他の受講生・授業内容など) ]
日常生活で使うようなポーランド語の授業、先生が指してくるので、割と復習とかはちゃんとやらないとあたふたする。
テストも、口頭でのテストである程度ちゃんと復習していれば問題ない。
[ 同じ留学先の希望者へのおススメ/ 理由 ]
ポーランド語の授業は受けた方がいい。正直、英語が喋れれば、挨拶と基本的な会話を覚えればOK.。後数字は、買い物とかで使うので覚えると良い / スーパーとか、お年寄りの方は英語喋れないので、スーパーとかで
使う言葉は覚えると良い。

留学先の授業

[ 履修方法 ]
交換留学の方はエラスムスというヨーロッパの学生用のプログラムに入れられる。ヨーロッパ以外の学生はネットから履修登録
できないので、用紙に記入してメールで送る。現地でも授業の変更はできる。最終的に留学開始から1ヶ月以内に授業のタイムテーブル
を作成して履修を完了する。芸大の留学担当の人はエラスムスのプログラムに入れられていることも把握していないので全部自分でやる。

[ 受講して満足した授業 ]
Time based studioの授業、ゲームの授業、オーディオの授業

[ 具体的な授業内容 ]

履修科目名/担当教員 受講期間 単位数 授業時間数(週) 試験・成績評価方法
 Audio (biginner)/Piotr Masny 2022年10月2日~2023年2月11日 2単位 1hour 30 minutes(週1回) 講義、ワークショップ 音の基礎的な講義と、オーディオ編集基礎。
Fundamentals of Game Art/Barnaba Mikulowski 2022年10月2日~2023年2月11日 3単位 1hour 30 minutes(週1回) 講義、ワークショップ Unityを使ったゲーム制作編集基礎
Time based studio (Narration and Interaction
in new media) / Maja Wolinska
2022年11月1日~2023年1月20日 5単位 1hour 30 minutes(週1回) ディスカッション・ワークショップ 映像作品の制作、ディスカッション、VJのライブを行う
video / Maja Wolinska 2022年11月1日~2023年1月20日 3単位 1hour 30 minutes(週1回) ディスカッション・ワークショップ 映像を使った物語の制作
Audio / Marcin Rupocinski 2022年11月1日~2023年1月20日 3単位 1hour 30 minutes(週1回) ディスカッション・練習 特殊楽器を使ったコンサート

住居

[ 住居の種類 ]
アパート

[ 部屋の種類 ]
シェアハウス

[ 住居名 ]
Room for rent in 9-bedroom apartment in Nadodrze

[ ルームメイト ]
なし

[ キッチン ・バスルーム]
あり、10人でシェア

[ 食事 ]
自炊

[ 住居を探した方法 ]
ヴロツワフ美術大学のwebサイトに掲載されていた検索サイトから

[ 留学希望者に推薦できますか ]
あまり推薦できない

[ 留学希望者に推薦できる理由 ]
悪くはなかったが、他の住人がうるさかったり,意外と高かったりしたので、もう少し郊外の1人でも住めるところでもよかったのかなと思う

[ 大学の休暇時期 ]
あり

[ 休暇時期の一時退去 ]
なし

[ 住居に関するアドバイス ]
自分が住んだところは、wifiがあってよかった、大学にもそこそこ近かった。
でも意外と交通の便がいいの、大学から少し離れたところでもなんとかなると思う。シェア人数は少ない方が良い。後早めに部屋は探さないと、なくなっていくので気をつける。

医療

[ 留学中の通院経験 ]
なし
[ かかった医療費など ]

[ 困ったこと・健康面に関するアドバイス ]

生活面

[ 留学先での銀行口座開設の有無/開設した銀行 ]
なし

[ 開設銀行を選んだ理由/口座を開設しなかった理由 ]
クレジットカード決済と、現金があれば大体大丈夫。

[ 主に使用した支払い方法 ]
クレジットカード決済と、現金。
[ 生活に関するアドバイス ]
現金の換金場所は、KANTORという。基本クレジットカードが使える。タッチで決済できるクレジットカードで、Master CardかVISA Cardがよい。アジア系のお店は現金しか使えないこともある。ポーランドの通貨はコインの種類が多く、細かいお釣りを買い物するたびにもらうが、逆にそれを使う機会がないのでどんどんコインが増えていくので、基本クレジットカード使った方がいい。バスとかトラムはクレジットしか使えない、jakdojadeとKOLEOというアプリでトラムとかバスのチケットは買えるので便利。

留学経費

渡航費 片道140,000
入学金 0
授業料 0
教材費 0
住居費 75,000
食費 18,000
保険料 47,800
ビザ申請料 0
総額 280,800

留学を終えて

[ 卒業・修了後の進路予定 ]
アーティスト活動

[ 卒業・修了見込年月 ]
2025年3月 修了

[ 就職活動場所/希望する就職先 ]

その他

[ 今後、藝大に望むこと ]
現地の大学の授業を、どういうシステムで履修登録するかとか、どいういう授業を受けるかとかが、行っていろいろ聞かないとわからない。
現地で知ったが、エラスムスのカリキュラムに入れられていたので、いろいろエラスムスのシステムに沿って手続きをしないといけなかった。それについて芸大側に話すと「芸大はエラスムスのプログラムには入っていない」と言われ戸惑った。

[ 留学中行って良かった美術館・コンサート等 ]
CONTEMPORARY MUSEUM

[ 留学準備・留学中に役立った書籍・ウェブサイトなど ]
役立ったアプリ、jakdojade, KOLEO, Lime(電動キックボードレンタル),TIER(電動キックボードレンタル), Bolt, Uber, FLIX BUS(長距離移動バス)
役立ったサイト,ポーランドなび(https://witam-pl.com/)
ヴロツワフにKAMEという日本食レストランがあり、そこが日本人留学生のコミュニティーの場になっているのでそこにいくと良い。
https://www.facebook.com/kame.wro/

[ 留学に役に立った藝大の授業・理由 ]
学生課国際交流係のグローバルゲートウェイの体験型英語学習