基本情報
名前: 石田 満理佳
学部・科or 研究科・専攻: 美術研究科 先端芸術表現専攻
課程: 修士2年
留学中の本学での身分: 休学
藝大の指導教員: 原田愛 先生
留学先: Oslo National Academy of the Arts(オスロ国立芸術大学)
留学国: ノルウェー(交換留学先)、イギリス、フィンランド
留学期間: 2024年1月3日~2024年6月21日
留学先の指導教員:Prof. Torunn Helene Robstad(ノルウェー)
留学までの経緯
[ 留学を志したきっかけ ]
学部のとき、交換留学が叶わなかったため修士として教育機関に通い、異文化や新たな身体と写真の可能性を深化させるため。また、海外のアーティストとしても展示やコラボレーションの機会を広げるため。
[ 留学先大学の探し方 ]
イギリス・フィンランド:Web中心に検索し、選んだ。resartisも活用した。
ノルウェー:修士課程のダンス科は限られているため、交換留学の提携校の中から選んだ。
[ 留学先大学を選んだ理由 ]
元々演劇学校だった名残があり、ローザンヌ国際バレエコンクールの提携校でもある。歴史ある舞台芸術学部で学部の頃のダンスの創作における再発見ができ、修士で現在勉強している写真を両方同時に学ぶことができるため。
[ 語学学習法 ]
一時期、海外の大学院を目指していたためIELTSを中心に勉強していた。そのため思い出しを中心にTOEICやIELTSの参考書を解いた。スピーキングは対策なし。
[ 語学試験受験/試験名・レベル ]
交換留学は基本的にTOEIC、2年前にIELTS/IELTS・5.5
[ 使用した教材 ]
一億人の英文法、でる順、DetaBaseなど
留学の準備
[ 出願手続き・入試内容 ]
藝大を通して申請書提出、オスロ側に志望動機書・藝大の先生からの推薦書・ポートフォリオ・CV・ダンスのムービーリンクリストを提出
[ 出願・入試の対策 ]
先に早めに藝大の先生から推薦書を打診する。ポートフォリオはデータ量が限られているのでそこに収める。
[ ビザの種類 ]
ビジタービザ・学生ビザ
[ ビザの申請書類の提出先 ]
ビジタービザは特に提出するものなし、学生ビザは現地の警察
[ 申請に必要な書類 ]
(現地申請)大学の受入許可証、パスポートのコピー、ノルウェーでの住所証明、ノルウェーでの口座に規定額の貯金証明(オスロ芸大に発行してもらう)
[ 申請費用 ]
76,000円
[ 面接 ]
なし
[ 手続きに要した日数 ]
90日
[ 申請時の注意点 ]
学生寮など住所証明とノルウェーでの口座証明がないと申請できないので、寮が決まってからと口座証明が発行してもらってから取り掛かったほうがよい。
[ 奨学金申請の有無 ]
あり
[ 奨学金名称 ]
トビタテ留学JAPAN by 文部科学省
[ 奨学金の種類 ]
給付
[ 支給内容 ]
月額/16万円
[ 申請時のコツ・対策 ]
書類は特に対策はなく、ビジュアルはあえて載せず、文章のみ。面接は藝大での対策会でプレゼン練習したり、芸術を知らない人に対しての伝え方を明確にしてまとめることが重要。留学中や帰国後の展望なども一言で言えるといい。面接は言葉と表情で伝える情熱も重要になってくる。
[ 加入した保険の種類 ]
日本の海外保険
[ 加入保険名 ]
学研災付帯海外保険
[ 加入したプラン ]
F
[ 加入した海外保険の費用 ]
96,430円
[ 留学前の予防接種/種類 ]
なし
留学中
[ 現地での出迎え ]
なし
[ 大学の雰囲気 ]
国立大学のため、それぞれの学科での校舎が広く、慣れない時は迷う。学部、修士あまり分け隔てなく関われたり、コミュニケーションを取れる。
[ 留学先の支援体制 ]
ノルウェー語はそこまで使う人は少なく、クラスメイトもヨーロッパから来ている学生もいたため基本的に英語。修士のダンス科として初めての交換留学生だったためある意味自由だが、自分の行動力にかかってくるため心身ともに元気じゃないと1週間乗り越えるのにエネルギーがいる。一度原因不明の熱とめまいと発疹に見舞われたときは、1週間寝たきりだった。学生寮には恵まれていた。
[ 留学先の街について(治安・気候・利便性・交通機関など) ]
基本的にコンパクトなシティで治安がいい。一月から三月にかけては、15時くらいには真っ暗になる。朝も明るくなるのが9時。しかし5月くらいから陽が長くなり過ごしやすくなる。その時は陽が沈むのが22時頃になる。アプリを入れてシングルチケットを買えば、1時間交通機関は乗り放題。24hチケットや7daysチケットもある。
[ 留学中に得たこと ]
さまざまなバックグラウンドや年齢層がいるため、知らないことへの興味を持つことが多くなった。また、ディスカッションの機会も多いため投げかけられたことについて瞬時に意見をある程度持てることも必要となる機会が多かった。何事も臆さないで行動することが肝になってくると感じた。
[ 現地での語学研修歴 ]
なし
[ 機関の種類/研修機関名 ]
大学附属語学施設/大学でのノルウェー語の授業
[ 特徴(他の受講生・授業内容など) ]
全学科の留学生を主に対象としたノルウェー語の授業がある。自分の活動のスケジュールやタイミングがあったら受けてもいいと思う。
[ 同じ留学先の希望者へのおススメ・理由 ]
分からない
留学先の授業
[ 履修方法 ]
指定されたWebサイトでの登録。書類を申請した際に使ったサイトと同じ。
[ 受講して満足した授業 ]
すべて
[ 具体的な授業内容 ]
履修科目名/担当教員 | 受講期間 | 単位数 | 授業時間数(週) | 試験・成績評価方法 | |
Independent Project Proposal | 2024/1/3~2024/6/21 | 0単位 | 1回90分(週5回) | レポート | 授業に関係なく、各々の修了制作のプロポーザルをレポートに出し、軽くプレゼンする。 |
Performance Theory and Philosophical Asesthetics 1 | 2024/1/3~2024/6/21 | 0単位 | 1回90分(合宿) | レポート | フランスでの合宿ののち、レポート。 |
Performing and Creative Methods 1 | 2024/1/3~2024/6/21 | 8単位 | 1回90分(週5回) | 実技 | 個人作品創作をしたのち、学外発表。 |
Movement Practice 1 | 2024/1/3~2024/6/21 | 5単位 | 1回90分(選択制) | 実技 | 学部の朝のダンスの授業に参加する。行ったクラスには自己申告でスケジュールを送る。 |
Project and Performance Practice 1 | 2024/1/3~2024/6/21 | 8単位 | 1回90分(週5回) | 実技 | 音楽学校の修士学生とコラボレーションした教会での学外パフォーマンス。 |
住居
[ 住居の種類 ]
大学寮
[ 部屋の種類 ]
一人部屋
[ 住居名 ]
Grunelokka Studenthus
[ ルームメイト ]
なし
[ キッチン ・バスルーム]
個別・個別
[ 食事 ]
自炊
[ 住居を探した方法 ]
大学を通じて
[ 留学希望者に推薦できますか ]
できる
[ 留学希望者に推薦できる理由 ]
学校から徒歩5分で、とても綺麗で広い。
[ 大学の休暇時期 ]
長期で離れることはそこまでなかったのでそのまま
[ 休暇時期の一時退去 ]
なし
[ 住居に関するアドバイス ]
バスルームがトイレと一緒だが、床暖房なので掃除もしやすい。カードキー
医療
[ 留学中の通院経験 ]
あり
[ かかった医療費など ]
保険対象内
[ 困ったこと・健康面に関するアドバイス ]
病院に行っても症状がわからなかったため、微妙に不安に思った。
生活面
[ 留学先での銀行口座開設の有無/開設した銀行 ]
あり/Wise
[ 開設銀行を選んだ理由/口座を開設しなかった理由 ]
海外送金手数料が安い
[ 主に使用した支払い方法 ]
クレジットカード
[ 生活に関するアドバイス ]
ノルウェーでは一度も現金を手にすることがなかったため、現金は特に必要ない。
留学経費
渡航費 | (片道)130,000 | 円 |
入学金 | 0 | 円 |
授業料 | 0 | 円 |
教材費 | 0 | 円 |
住居費 | 120,000 | 円 |
食費 | 20,000 | 円 |
保険料 | 110,000 | 円 |
ビザ申請料 | 76,000 | 円 |
総額 | 326,000 | 円 |
留学を終えて
[ 卒業・修了後の進路予定 ]
就職
[ 卒業・修了見込年月 ]
2026年3月 修了
[ 就職活動場所/希望する就職先 ]
日本/芸術家
[ 今後、藝大に望むこと ]
履修登録の仕方などに困った。システムなどもわからず、オスロには教務課や学生課など窓口を設けていないため聞く場所も担当者は在宅勤務のため、対面で聴きたい時に聴ける環境ではないため、もう少し、大学側と連携をとって欲しい。
[ 留学中行って良かった美術館・コンサート等 ]
オスロオペラハウスでのバレエ公演
[ 留学準備・留学中に役立った書籍・ウェブサイトなど ]
特になし
[ 留学に役に立った藝大の授業・理由 ]
特になし