Glasgow School of Arts

基本情報


科・専攻: 美術研究科・先端芸術表現
課程: 修士
留学中の本学での身分: 休学
藝大の指導教員: 鈴木理策先生
留学先: Glasgow School of Arts
留学国: イギリス、スコットランド
留学期間: 2022年9月~2023年1月
留学留学先での専攻・在籍課程: 修士
留学先の指導教員: Henry Rogers先生

留学までの経緯

[ 留学を志したきっかけ ]
ケルト文化に興味があり、イギリスに行きたかった。

[ 留学先大学の探し方 ]
イングランドよりもスコットランドやアイルランドに興味があったので、大学に関しては絞りやすかった。

[ 留学先大学を選んだ理由 ]
スコットランドの交換留学先は一択だったのと、ファインアートの学科が選べたのでぴったりだった。

[ 語学学習法 ]
なし、実際に行って話しまくる

[ 語学試験受験/試験名・レベル ]
なし

[ 使用した教材 ]
なし

留学の準備

[ 出願手続き・入試内容 ]
藝大に通常の交換留学の申し込み

[ 出願・入試の対策 ]
作品と留学先で何をするかを明確に決めて記述できるようにする。英語の何らかのテスト(TOEICやIELTSなど)のスコアは高い方がいいと思うが、行きたい気持ちが強ければスコアは関係ないと思う。

[ ビザの種類 ]
観光ビザ(6ヶ月間はビザ手続きなし)

[ 奨学金申請の有無 ]
あり

[ 奨学金名称 ]
クマ財団

[ 奨学金の種類 ]
給付

[ 支給内容 ]
10万円/月

[ 申請時のコツ・対策 ]
他の応募者との違いと作家性を明確に提示し、受給した際に何に使用するかを記述・口頭で答えられるようにする。受給が決定した後に交流会などもあるため、コミュニケーション能力も問われる。

[ 加入した保険の種類 ]
未加入

[ 留学前の予防接種/種類 ]
あり/コロナワクチン3回

留学中

[ 現地での出迎え ]
なし

[ 到着後のオリエンテーションの有無・内容 ]
なし

[ 大学の雰囲気 ]
私が所属したMaster of Fine Arts学科に関しての情報。制作や授業に関しては各々の頑張りに委ねられるため、生徒の9割が授業に参加していて制作も毎日行っている。工房にテクニシャンが何人かいて、予約すれば制作補助が受けられる。制作サポートがかなり手厚いので制作しやすい。

[ 留学先の支援体制 ]
留学生向けの語学の授業があった。私は受けなかった。不安な人はその授業を受けるといいと思う。

[ 留学先の街について(治安・気候・利便性・交通機関など) ]
グラスゴーは東と北の治安が最悪なので、絶対に西か南に住むべき。私はWest sideに住んでバスで学校まで通っていた。

[ 留学中に得たこと ]
語学力、コミュニケーション能力、作家としての心構え、海外在中の友達。

[ 現地での語学研修歴 ]
なし

留学先の授業

[ 履修方法 ]
留学生は授業が固定

[ 受講して満足した授業 ]
作品批評の授業が良かった。合評のようなもの。月1であるので、作品を必ず作らなければならないし、作品に関して英語で説明して英語で批評される。

住居

[ 住居の種類 ]
シェアハウス

[ 部屋の種類 ]
一人部屋

[ ルームメイト ]
同性のみ

[ キッチン ・バスルーム]
共同

[ 食事 ]
自炊

[ 住居を探した方法 ]
その他

[ 留学希望者に推薦できますか ]
わからない

[ 留学希望者に推薦できる理由 ]
イレギュラーすぎる

[ 大学の休暇時期 ]
年末年始、夏休み

[ 休暇時期の一時退去 ]
なし

[ 住居に関するアドバイス ]
住む場所が渡航前に見つからず現地で探した。とりあえず2週間ほどAirBnbを使って宿泊し、その時に宿泊したお宅のホストがすごく良い方で、宿がないけど留学でスコットランドに来たという状況を話したところ、留学期間中はそのまま宿泊して良いよと仰ってくれた。残りの期間はエアビーを通さずに銀行振込/現金で支払った。1ヶ月700£(10万円ちょっとくらい)

医療

[ 留学中の通院経験 ]
あり

[ かかった医療費など ]
無料だった

[ 困ったこと・健康面に関するアドバイス ]
イギリスは風邪やコロナで通院しない。まずNHSという機関に電話して問診する。そして薬などを家の近くの薬局に届けてもらい、個別で取りに行くシステム。私はコロナになってしまって、NHSへの電話が不安だったので同居人の友人に隣にいてもらって電話した。薬も友人が取りに行ってくれた。薬が無料なのは有難い。

生活面

[ 留学先での銀行口座開設の有無/開設した銀行 ]
あり

[ 開設銀行を選んだ理由/口座を開設しなかった理由 ]
Monzo/基本的にはクレジットカードで全て済ますことができるのだが、私は家賃を現金で支払わなければならなかったため開設。Monzoかなりおすすめ。住所さえあればオンラインで申請して1週間もかからず銀行開設できる。あとTransfer Wiseというアプリを使って日本円と£を交換してた。これも必需アプリ。

[ 主に使用した支払い方法 ]
クレジットカード

[ 生活に関するアドバイス ]
時々現金支払いのみの店があるが、ほとんどのお店はカード可能。JCBはほとんど使えないので注意。銀行からお金を引き出す手数料が掛からなくてびっくりした。

留学経費

渡航費 200,000
入学金 0
授業料 0
教材費 0
住居費 450,000
食費 400,000
保険料 0
ビザ申請料 0
その他(製作費) 100,000
その他(交通費) 50,000
総額 1,200,000
【現地通貨レート】 平均170円/€ 2022年9月~2023年1月

留学を終えて

[ 卒業・修了後の進路予定 ]
その他

[ 卒業・修了見込年月 ]
2024年3月終了

[ 就職活動場所/希望する就職先 ]
その他

その他

[ 今後、藝大に望むこと ]
ウクライナの影響で移民が多く、学生がスコットランドに住む場所がほとんどなかった。藝大にもグラスゴーにもサポートをお願いしたが、手立てがないとのことで、現地で自分の足で探した。大学には寮があるものの、同級生となる学生たちが入学決定する時期と私が交換留学が決定した時期がずれているため、私は申し込みが遅く、寮は完全に満員だった。住む場所に関しては本当に苦労したので何らかの対策が必要だと思う。

[ 留学中行って良かった美術館・コンサート等 ]
博物館、エジンバラ(エジンバラの美術館でスコットランドで活躍した作家の作品が見れてよかった)、周辺の島、ハイランドは行くべき。あとロンドンには必ず電車か飛行機で行く。夜行バスは窃盗があるので絶対に乗らない方がいい。

[ 留学準備・留学中に役立った書籍・ウェブサイトなど ]
特になし。滞在先のホストや友人に教えてもらった。