ロンドン大学コートールド美術研究所 The Courtauld Institute of Art

基本情報

名前:沖 澄弘
科・専攻:西洋美術史専攻
留学年次:博士課程 3年次
留学中の本学での身分:休学
藝大の指導教員:田辺幹之助教授
留学先:ロンドン大学コートールド美術研究所
留学期間:2015年9月10日~2016年7月31日
留学先の指導教員:Prof. John Lowden / Dr Alixe Bovey

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01留学までの経緯

留学を志したきっかけ

■西洋美術史学の中心たる欧州での研究、学位取得を目標としていたため。

留学先大学を選んだ理由

■欧州随一の美術史研究機関として名高い他、ロンドンの研究環境に惹かれたため。

留学前の短期語学研修歴

■無/ 研究目的の研修歴はあり

研修機関の種類・名称

■ロンドン大学ウォーバーグ研究所

受講期間

■2015年9月~2015年9月

大学までの距離

■同市内

研修費用

■160ポンド (当時195円/1ポンド)

特徴

■ルネサンス期ラテン語の集中講座。様々な分野の研究者と交流でき、刺激を受けた。

同じ留学先の希望者に推薦できるかどうか

■推薦できる

(理由)美術史研究において古典語の読解能力はプラスになるため。

 

02留学の準備

語学学習法

■欧文文献購読、CD付き単語帳暗記、英作文教材の消化。

語学試験受験/試験名

■有/IELTS および TOEFL ibt

使用した教材

■英語に関しては、単語帳数冊の他、テイエス企画および旺文社のTOEFL ibt対策本を愛用。

出願手続きや入試内容

■書類提出後、Skypeにて面談。

出願・入試の対策

■Personal Statementをじっくり練る、Writing Sample等の英文を洗練させる、等に注意した。

ビザの種類

■Tier 4

申請書類

■ビザ申請センター

ビザの申請書類の提出先

■CAS番号付きの受け入れ承諾書の他、所定の書類およびパスポート。

面接

■有

手続きに要した日数

■一週間

申請時の注意点

■日本からのイギリス入国のビザ申請はマカオで処理されているため、日数を要することがある点に注意。

奨学金申請の有無

■有

奨学金名称

■石橋財団奨学金、東京藝術大学海外留学支援奨学金(一時金)

奨学金の種類

■給付

支給内容

■ 15万円/月額

申請時のコツ・対策

■研究室先輩等、同様の奨学金の受給者に相談してみると良い。

加入した海外保険の種類

■日本の海外保険

加入した保険名

■損保ジャパン

加入したプラン

■海外留学保険

留学前の予防接種/種類

■なし

 

03留学中

現地での出迎え

■なし

到着後のオリエンテーションの有無・内容

■あり

(内容)ビザチェック、設備案内、授業案内等。

履修方法

■週二回、教員を囲んでのディスカッションの他、研究報告、シンポジウム等に出席。

受講して満足した授業

■V&A、大英博物館、Courtauld Gallery等での作品研究。

大学の雰囲気

■美術史専攻者のみで構成されるため、落ち着いた雰囲気。欧米全域から優秀な学生が集まっているため、やや競争的。

留学先の支援体制

■特に利用はしなかったが、カウンセリング等は充実している。

留学先の街について(治安・気候・利便性・交通機関など)

■ロンドン中心部は概して安全であるが、スキミング、窃盗等の軽犯罪は多発している。

留学中に得たこと

■研究に関する基礎力、コミュニケーション力、語学力。

留学先の授業について

履修科目名/担当教員 受講期間 単位数 授業時間数(週) 試験・成績評価方法
ディスカッション/Prof. John Lowden, Dr Alixe Bovey 10月6日~3月24日 1回120分
週2回
レポート 内容:プレゼンテーション、ディスカッション
修士論文/Prof. John Lowden, Dr Alixe Bovey 3月23日~6月9日 レポート 内容:自身が設定したテーマに従って10000語の修士論文を執筆。
研究発表
学会等
 –

 

住居の種類

■大学寮

部屋の種類

■1人部屋

住居名

■Duchy House

ルームメイト

■なし

バスルーム・キッチン

■共同

食事

■自炊

住居を探した方法

■大学

留学希望者に推薦できますか

■はい
(理由)やや高価だが、立地はこれ以上を望めないほどよいため。

住居の一時退室

■なし

住居に関するアドバイス

■ロンドンは定期券が大変高価なため、大学からの徒歩圏に居住できると便利。

留学中の通院経験

■なし

健康面に関するアドバイス

■医療は原則無料であるがGPへの予約が取りにくいため、常備薬等は日本から多めに用意していくとよい。

留学先での銀行口座開設の有無

■なし

口座を開設しなかった理由

■国際キャッシュカードを日本で用意して行ったため(新生銀行もしくはシティバンク)。

主に使用した支払い方法

■クレジットカード

生活面に関するアドバイス

■カフェ等での公共wifi経由のスキミングに注意したほうがよい。

留学経費

 渡航費  12万  円
 入学金  なし  円
 授業料  300万  円
 教材費  なし  円
 住居費  120万  円
 食費  50万  円
 保険料  10万  円
 ビザ申請料  5万  円
 その他  50万  円
 現地通貨レート ユーロ135~195円 (大幅に変動した)

 

04留学を終えて

卒業・修了後の進路予定

■進学(海外)

 

05その他

留学中行って良かった美術館・コンサート等

■暇を見つけては欧州各地の聖堂、美術館を巡った。また、Wigmore Hallでは35歳以下に適用される割引を頻繁に利用した。

留学に役に立った藝大の授業

■西洋美術史演習

(理由)欧文の精読は美術史研究のみならず、語学学習の手段としても効率がよいため。

 

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※学外へは一部を抜粋して公開しています。
※国際企画課窓口にて同じ内容の報告書を閲覧することができます。