シドニー大学 University of Sydney・Sydney College of the Arts

基本情報

■留学先国・地域: オーストラリア シドニー

■留学先機関名: University of Sydney・Sydney College of the Arts

■専攻・分野: sculpture

■留学期間: 2016年7月~2017年7月

■留学形態(例:正規課程入学、交換留学、インターンシップ): 交換留学

留学決定まで

■なぜ留学することを決めたのか: 海外へ作品をアピールする機会を増やしたいと考えており、海外におけるアートの現状を学ぶことと、海外アーティストとの交流を増やすため。

■留学先を決定した理由: 自分が専攻しているガラス造形研究ができる設備があり、教育者がいる大学を選択した。交換留学先としては英のUCAと豪のSCAがある。英のUCAを希望していたが、4月時点で交換留学不可能と判明し、豪のSCAに変更した。

■留学先決定までのプロセス(受入先へのコンタクトや出願方法など): 4月に受け入れ先を変更しなければならず、教務係の方々にも協力いただきながら進めた。大学へのコンタクトは教務を通じての方法がひとつと、他大学からSCAに留学した経験者に相談をして、SCAの指導教員に連絡を取ってもらった。また、シドニー大学より客員教授として来日されている建築学科の教授にもお会いし、シドニー大学へ連絡していただいた。おそらく、私自身のみで直接SCAやシドニー大学へコンタクトしても、うまくいかなかったと思われる。なぜなら、受け入れ先の指導教員やスーパーバイザーとメールでコンタクトを取ることが、まず最初に必要なのだが、彼らはメールをほとんど返信しない。 交換留学といえど、末端の指導教員とコンタクトが取れなければ、話が進まないので、私の場合は学外の経験者がコンタクトをとってくれたことと、シドニー大学の教授が上野に滞在していたことがとてもラッキーだった。

留学前の準備について

■いつ頃から留学準備を始めたか: 出発年の前年の春頃よりはじめた。

■語学の学習期間/学習方法: 2ヶ月間英会話スクール、1年半の自宅学習、IELTS受験、シドニー現地でも英会話スクール受講

■語学面以外で留学前に準備をしたこと/準備しておけばよかったと思うこと: 留学費用を確保するため、仕事を増やした。

■住居の形態: 2か月のホームステイ、その後はフラットを契約。

■住居の決定方法(参考にしたウェブサイト等): 大学が紹介していたホームステイ業者、その後は自力でフラットを契約した。

■留学奨学金の種類/金額(月額): 海外留学支援制度(協定派遣) 月額78.000円 恵国際交流財団奨学金 年間で 1.000.000円

■奨学金の額は十分であったか: 十分でなかった

留学中について

■留学先の雰囲気・治安について: 治安はよかった。物価がとても高く外国から来るとコストがかかるが、現地サラリーが高いので働ければとても居心地がいいと思う。

■留学中印象に残ったこと: オーストラリアは治安が良く、気候も好みだった。移民奨励している国なので、異国文化の混在を肌で感じた。日本人でも皆受け入れてくれ、人種問題で嫌なことはなかった。

■留学してよかったと思うこと/留学から学んだこと: 日本人の特徴を実感できた。作ったり表現するということが、生活と同じ感覚になって、気持ちが楽になった。英語を話すこと、読むことに抵抗が減った。

■留学中困ったこと/その問題をどう解決したか: 物価が高く、節約に苦労した。また、心臓を患い手術をしたため、療養生活を送った。保険が適用され、日本人医師や適切なアドバイスを出してくれた病院にとても助けられた。

留学後について

■留学経験を学業、キャリア等においてどのように役立てたいか: 海外の作家とさらにネットワークを広げ、情報交換をすすめたりしながら交流を深めていきたい。また、制作デモンストレーションやレクチャーなどを積極的に海外で展開したい。

■卒業後のプラン・就職先: ガラス造形を中心とした活動を国内外へ広げていきたい。作品制作、レクチャー、教育など。

■これから留学する人へのアドバイス: 希望する大学へ留学した経験者と、必ずコンタクトをとること。自力のみでは海外の大学と交渉するのは困難。可能であれば、一度渡航してその大学を見学し、指導者と会ったほうがいい。また、大学の学部構成や教育システムは毎年変動しているので、必ずリアルタイムの情報を得ること。受け入れられて行ってみたら、施設はあるけれど学生がいない、指導者もいない、ということもあります。そして交換留学制度について、双方の大学間で契約が継続中であるかを必ず確認すること。