基本情報
名前: 大川恵実
科・専攻: 美術研究科彫刻専攻
課程: 修士
留学中の本学での身分:在学
藝大の指導教員: 大竹利絵子先生
留学先: Korea National University of Arts
留学国: 韓国
留学期間: 2022年9月1日~2022年12月21日
留学留学先での専攻・在籍課程: 修士
留学先の指導教員:Soyo Lee先生 / Minouk Lim先生
留学までの経緯
[ 留学を志したきっかけ ]
修士課程に進学して以降、アジアの民話や宗教の関連に興味を持ち研究をしてきました。当初は、アジアの文化が混在するシンガポールで研究をしたいと考えましたが、調査の過程で、特に韓国と日本の両国に、中国を共通の起源とする類似した民話があることを知りました。それは、中国から物語が輸入されて以来、両国の特性をもとに変化してきたものです。とりわけこの物語に非常に興味を持ち、作品へと展開させるために韓国に交換留学をしました。
[ 留学先大学の探し方 ]
東京藝大が交換留学先としてリストしている学校の中から選びました。
[ 留学先大学を選んだ理由 ]
日本の国際展で展示をした経験のある女性の教授がいることが決め手となり、한예종を選びました。
[ 語学学習法 ]
韓国語:世宗学堂のオンライン講座受講/Duolingo
英語:独学
[ 語学試験受験/試験名・レベル]
英語:IELTS overall 6.0
[ 使用した教材 ]
韓国語:Duolingo/세종한군어1/世宗学堂オリジナル教材
英語:Grammar in Use / TOEFLテスト英単語3800
留学の準備
[ 出願手続きや入試内容 ]
必要書類を揃えて東京藝大へ出願
[ 出願・入試の対策 ]
英語の勉強
[ ビザの種類 ]
D-2
[ ビザの申請書類の提出先 ]
韓国大使館
[ 申請に必要な書類 ]
【D-2・D-4】 留学・一般研修・特定研究活動(案内対象:日本国籍者) 상세보기|査証(ビザ)業務案内駐大阪大韓民國総領事館 (mofa.go.kr)
[ 申請費用]
5000円
[ 面接 ]
なし
[ 手続きに要した日数 ]
21日
[ 奨学金申請の有無 ]
あり
[ 奨学金名称 ]
JASSO 海外留学支援制度(協定派遣)
[ 支給内容 ]
70,000円
[ 種類 ]
給付
[ 加入した保険の種類 ]
日本と留学先の二重保険
[ 加入保険名 ]
OSSMA / 韓国の国民健康保険
[ 留学前の予防接種 ]
なし
留学中
[ 現地での出迎え ]
なし
[ 到着後のオリエンテーションの有無・内容 ]
あり/施設案内、提出書類の説明
[ 大学の雰囲気 ]
敷地が広い。演劇や映画科で有名な大学のため、ジェンダーバランスが取れているように見えた。
図書館が非常に居心地がよく、学食はbuffet形式で3500ウォンと安価。また、昼夜両方学食があるため助かった。
[ 留学先の支援体制 ]
語学は、最初級コースか上級コースしかなく、韓国語は自力で勉強するしかなかった。寮は2人部屋でプライベート空間がないのがしんどかった。そのほかは施設も比較的綺麗で、浄水器やATMも構内に常設されており便利だった。
[ 留学先の街について(治安・気候・利便性・交通機関など) ]
比較的中心部から離れたところで古い街ではあるが、韓国全体の治安が非常に良いため、不安はなかった
[ 留学中に得たこと ]
交換留学生の友人、韓国人の友人、韓国の文化的特徴、性格や魅力に多く触れることのできる、非常に充実した留学だった。
[ 現地での語学研修歴 ]
なし
留学先の授業
[ 履修方法 ]
オンラインの履修登録
[ 受講して満足した授業 ]
共同プロジェクトスタジオ(이 정윤先生)
[ 具体的な授業内容 ]
履修科目名/担当教員 | 受講期間 | 単位数 | 授業時間数(週) | 試験・成績評価方法 | |
공동프로젝트스튜디오 / 이정윤 | 2022年9月1日~2022年12月21日(12週) | 3単位 | 1回240分(週1回) | 複合 | エコロジーとアートについて、理論と実践の両面から研究。作品とレポートを最終授業で提出 |
전공스튜디오 4 / 임민욱 | 2022年9月1日~2022年12月21日(12週) | 5単位 | 1回300分(週1回) | 複合 | スタジオクラス。東京藝大GA毛利研究室とのコラボレーションワークショップを実施。12月には交換留学生によるグループ展示を実施 |
住居
[ 住居の種類 ]
大学寮
[ 部屋の種類 ]
二人部屋
[ ルームメイト ]
同性のみ
[ キッチン ・バスルーム]
共同/個別
[ 食事 ]
自炊
[ 住居を探した方法 ]
大学を通じて
[ 留学希望者に推薦できますか ]
わからない/2人部屋でプライベートがない空間が問題なければ、費用は安いのでおすすめできる。
[ 休暇時期の一時退居 ]
あり
[ 住居に関するアドバイス ]
費用面で余裕があるならば、ソウル市中心部に部屋を借りることも一つの選択肢としてあると思う。なお、大学から中心部まで電車で約40分の距離
医療
[ 留学中の通院経験 ]
なし
[ 困ったこと・健康面に関するアドバイス ]
ARC(外国人登録証)の発行まで約3ヶ月弱かかる。それまでは保険が聞かないので風邪をひかないように体調管理に努めるとよい
生活面
[ 留学先での銀行口座開設 ]
あり
[ 開設銀行名 ]
HANA銀行
[ 開設銀行を選んだ理由/口座を開設しなかった理由 ]
知人の勧め
[ 主に使用した支払い方法 ]
クレジットカード
[ 生活面に関するアドバイス ]
韓国は日本に比べて交通費が非常に安いので、積極的に美術館を見て回ったり足を伸ばして地方へ行くことができる。食事は、自炊よりも外食の方が安いことがままある。
留学経費
渡航費 | 40,000 | 円 |
入学金 | 0 | 円 |
授業料 | 0 | 円 |
教材費 | 30,000 | 円 |
住居費 | 84,200 | 円 |
食費 | 200,000 | 円 |
保険料 | 3,000 | 円 |
ビザ申請料 | 5,000 | 円 |
総額 | 362,220 | 円 |
留学を終えて
[ 卒業・修了後の進路予定 ]
その他
[ 卒業・修了見込年月 ]
2024年3月
[ 就職活動場所/希望する就職先 ]
芸術家
その他
[ 今後、藝大に望むこと ]
単位互換。
[ 留学中行って良かった美術館・コンサート等 ]
MMCA, 옵신festival, 부산biennale