名前: 趙 純恵 [gakunai](1211464)[/gakunai]
科・専攻: 先端芸術表現専攻
留学先: ソウル大学校美術大学
留学期間: 平成25 年 4 月 ~ 平成25 年 7 月
■留学までの経緯
*留学を志したきっかけ
今後より多角的な美術活動を行なっていく上で自らが興味を持つ、または関係する国に実際に行き、
実生活を体験しながら様々な角度で自己の思考を深められるきっかけとして、この交換留学を選択しま
した。
*留学前の短期研修歴
特になし
*留学先を選んだ理由
韓国の中で歴史が最も長い国立大学ということで、その歴史性そのものに興味がありソウル大学を選択し
ました。
*留学の目的
私は日本に生まれた在日韓国人として、そして今後も現代美術に携わる者として、日韓両国の歴史や現代
美術の現状をより具体的にリサーチしたいと考え、本交換留学プログラムに参加しました。
■留学の準備
*語学学習法
語学力が不十分でも現地の友人、先生、アーティストなど、様々な人達と積極的に対話をすること。
そして積極的に話そうとする努力を怠らないことが最も重要だと思います。
*出願手続きや入試内容
まず所属したい研究室の教授に活動履歴などを見てもらい所属の承諾をもらう。
その後は大学教務とのやり取りをしながら、履修登録や住む場所などを決めていく。
*奨学金申請の有無や申請方法のコツ
奨学金は申請していません。
■留学中
*学校や現地での生活の実際
大学の授業は(実技の科であろうと)ディスカッションを重視するカリキュラムだったので、講義室など
は無く個別、少人数制で進められました。
また、制作プロセスを学生間で共有し合いながら対話を重要視する科の体制がとても新鮮で、学生間のコ
ミュニケーションがとても活発に行なわれていたと感じます。
実際の生活においては、同じアジア内でもその国によってルールや習慣などがまったく違うというのは
多々あることです。焦らずゆっくり慣れていくことが大事ですし、時には友人たちに頼ることも大事だと
思います。
*留学中に得たこと、困ったこと
得た事は友人、先生、アーティスト仲間などに出会えたことです。
困った事は身分証明書が出来るまで一ヶ月ほど契約関係(携帯やWi-Fi など)が出来なかったこと。
■留学を終えて
*留学経験を踏まえた将来の展望
日本以外の国のアーティストたちとの対話を通じて、今後様々な国・地域で美術活動を行なう具体的なビ
ジョンが構築できたこと。特に日韓を中心とする東アジア圏に活動拠点を広げ、現代美術の文脈と価値を
再提案し、翻訳や通訳などといった言語にも携わる活動を行なおうと考えています。
[gakunai]
■その他
*藝大に望むこと
入学時期や住居状況などが各大学によって違うので、各大学の状況に合わせて、藝大へ提出する書類など
の締め切りを設けたほうが良いと思う。
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※学外へは一部を抜粋して公開しています。